今更吉田秋生の「BANANA FISH」を読んだ。
昔の『河よりも長くゆるやかに』とか『夢みる頃をすぎても』とかは読んだことがあったけど。
こんなMONSTERみたいな長編作品だとは思わなかった。
序盤は大友風、中盤は萩尾望都のメッシュ、終盤はなぜかキャラクターがどんどん少女漫画っぽくなってく感じ。
(かなり昔描かれた日本人の男の子とカメラマンのキャラクターが最初に出てくる作品だけが私の知ってる吉田秋生の画風だった)
無垢な日本人の男の子1人を守るためならすべてを犠牲にするというのがイマイチ私には説得力がないように感じられた。
心を開くというだけなら中国人の友達にも家庭教師にも結構心を開いてたみたいだし。